私は何も考えずに癌だった事を周りに公表した
理由は特にないが何故?と聞かれるとこう答えると思う
- 生きていく上で隠し通すのが困難
- 隠す上で嘘をつき続けるのがしんどい
- 隠して陰でヒソヒソ言われるのがクソ嫌い
- 誰かに励ましてほしい時がくるかもしれない
自分の性格的にこんな感じだと思う
ようはフルオープンおばさんお姉さんだ
もちろん大事な生徒さん(親さんのみ)にもお伝えした
でもこれが
正解なのかわからなくなった
とある本を読んでいて
「癌を公表される側は案外パニック/辛い思いをする」と見たからだ
私自身は良くても、相手にとっては良くないことかもしれないという事
全く想像していなかった
そういえば思い返せばこんな事があった
娘に私は頭がツルツルテンになるよと伝えた時の事…
「えっ…そんな…(´・ω・`)
そんなの可哀想すぎて見てられないから、私が起きる前にウィッグしてね!!」
「ドストレートやな( ◜ω◝ )!!」
私は癌発覚前から、死ぬまでに1度坊主にして見たい&ウィッグをして見たい願望を持っていた
マイナスをプラスに変えるスキル発動により、「闘病を機に叶うじゃん!!」と、ちょっとワクワクしていた
しかし、私はほぼ気にしてなかった事でも娘にとっては大ダメージだったんだと、後に気づいた
報告される側は辛い思い…
そういうことか…
それに気づいてから生徒さんに報告した事も間違いだったんじゃないかと、少し沈んだ
- 報告されても迷惑だったかな
- レッスンが生きがいだから副作用と付き合いながらレッスンしていこうと思いますは私の我儘だったかな
- よく考えたらそんな事言われても困るよな…
- いっそこれを機にピアノ教室閉じますって言ったほうが向こうからしたら良かったのかな…
珍しく色々と頭をぐるぐる回った
(実はこの時…)
(深夜に夫が頭痛で寝れないスンスン言うから頭痛薬を取りに行ってあげてたマジで自分で探せ)
(「寝れないスンスン…」「大丈夫やて…薬飲んだし…」「でも痛くて寝れないスンs…Zzz…」「秒で寝るやん」)
(バッチリ目覚めた私は深夜の雰囲気によりマイナス思考ONになっていた(˙-˙))
そなんな時に救ってくれたのは、生徒さんたちの言葉だった
「先生だから通ってるので!」
「ドタキャンでも何でもうちは大丈夫です!」
「こんなに頑張れる先生なんだから、絶対大丈夫ですよ!!」
「先生の笑い声で悪い物全部吹き飛ばしちゃって下さいー!!」
あぁ…なんて幸せなのか
なんて人に恵まれているんだろう
私を続けて良いんだ…
読んだ本にはオープンにした事で知人と疎遠になってしまったという例があげられていたけど
私みたいに勇気と活力をもらえるパターンもあるんだなと
身をもって知る事ができた
でも、もしかしたら私が知らないだけで、相手からはちょっと距離を置こうと考えている人もいるかもしれない
それはそれで、お互いが気持ち良くいられる距離を保てるなら、それで良いとも思った
私は私、相手は相手
私を受け入れてくれる環境で少し我儘を聞いてもらいながら、生きよう٩( ᐛ )و
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