遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)

乳がん
chika

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36歳/ピアノ講師16年目/コミュ障/2児の母/11年前に楽器店のピアノ講師から、夢だった【個人ピアノ教室の先生】に。全ての関係者様との出会いとお付き合いに大感謝!
R4年に乳がん発覚。癌サバイバー

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主治医
主治医

chikaさん、そういえばこの間の検査結果ですが…

陰性でしたよ。

chika
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あ…はい…。

(陰性…陰性って事は該当じゃないって事よね…アレ…?陽が日だから良いイメージだから陽性の方が良い…?!?←薬にやられてやられてなくてもアホ化)

【結果:遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)では無かった】

      

自分が乳がんになってから存在を知った

【遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)】

       

chika
chika

よーく思い出せばハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)に該当していた為、予防のためにと両乳房切除手術をしていたのが記憶の片隅に…

     

今回は【遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)】について調べた事をまとめました

     

注意

遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の検査をオススメしたくて書いているのではありません

知って怖くなるタイプの方は読まない事をオススメします

筆者が通っている病院/調べた情報になります

間違っている事/古い事があるかもしれません

もっと詳しく知りたい方はご自分で調べ直したり、主治医と相談してみて下さい

       

この記事がどこかの誰かの、1㍉でも役に立てば嬉しく思います

     

遺伝性乳がん卵巣がん症候群とは?

BRCA1遺伝子とBRCA2遺伝子のどちらかに病的変異があり、乳がんだけでなく卵巣がんも発症しやすい


遺伝が、がんの発症と強く関わっている場合を「遺伝性のがん」という

遺伝性乳がんの代表的なものとして

「遺伝性乳がん卵巣がん症候群:HBOC(Hereditary Brest Ovarian Cancer」

HBOCと診断された人は、乳がんだけでなく卵巣がんも発症しやすい

        

遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の特徴

  • 乳がん、卵巣がんの両方を発症する
  • 若年で乳がんを発症する(トリプルネガティブ(エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体、HER2発現がないタイプ)の乳がんを発症する
  • 両方の乳房にがんを発症する
  • 片方の乳房に複数回乳がんを発症する
  • 男性で乳がんを発症する
  • 家系内にすい臓がんや前立腺がんになった人がいる
  • 家系内に乳がんや卵巣がんになった人がいる

        

子どもに遺伝する?

自分(親)が遺伝性乳がん卵巣がん症候群だった場合、2分の1の確率で子どもに遺伝する

男性でも女性でも伝わる

遺伝するだけであって、必ずがんが発症するわけでは無い

      

わかってから出来る事

リスク低減手術(がんが発症する前に乳房や卵巣を切除する)

早期発見のための検査

保険適用となるのは乳がん発症者に対する反対側乳房

      

検査方法

採血にて検査

結果がわかるまでに、2〜3週間かかる

       

遺伝子検査が保険で出来る人

卵巣がん/卵管がんおよび腹膜がんと診断された人

乳がんと診断され、下記(ピンク枠)のいずれかに当てはまる人

  • 45歳以上での発症
  • 60歳以下でトリプルネガティブ乳がん
  • 2個以上の原発乳がん
  • 第3度近親者内に乳がんまたは卵巣がんの発症者がいる
  • 男性乳がん 
  • がん発症者でPARP阻害薬に対するコンパニオン診断の適格基準を満たす場合

2020年4月から条約に適応する人は、保険診療として行えるようになった

      

筆者の体験

とてもセンシティブな事と知る

検査の話が主治医から出た時、夫と共に即答で「やります。」と答えた

夫は【乳がんになったのは何が原因なのか】が知りたい為で、私は【子どもの未来の為】だった

     

しかし主治医は、一旦家でよく考えるように促してきた

     

理由は以下の2つだった

親戚間でのトラブル
  • 遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)だった場合、どこまでの人に伝えるかがとてもデリケートな問題

遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)だった事を黙っていたらたまたま親戚にがんが見つかり、「何故遺伝性だった事を教えてくれなかったのか、知っていたら何か出来たかも知れないのに。」とトラブルになる場合がある

結婚時でのトラブル
  • 遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)だった場合、結婚する時に障害になる問題

相手の未来を想像した時、病気のリスクが高いとそれが原因で結婚しにくくなる場合がある

       

正直、この2つを主治医から聞いた時

chika
chika

…んな事、ある!?

考え古くない!?

とは言えなかったが、思った

     

実際本当にあるそうで、検査も主治医から【やった方がいい!!】なんて言葉は出なかった

       

それらを聞いても筆者夫婦の意見は変わらず【検査を受ける】だった

受けたいと思った理由
  • 何故がんになったのか、理由を知りたかった為
  • 子どもに遺伝していた場合、早期発見の検査を真面目に受けさせる事が出来る為
  • 民間の健康保険に加入する時に、リスクをカバーする物を考えながら選べると思った為

       

なりたくてなったわけではない乳がんだが、せっかくの機会

子どもの事を考えると、親として出来る事があるならばと思い検査をした

       

子どもの為と思って検査したが…

私の頭の中は子どもの為一色だったが、よく考えれば自分の為にもなる事を後日知った

もし遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)だった場合、リスク軽減手術を行う事が出来るからだ

      

しかしこのリスク軽減の為の手術

日本ではあまり勧められていないようで、保険が効かない場合があるそう

「自分が遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)だと知った所で、出来る事が少ないのが残念な現状です」と主治医に言われた

       

他の角度からの遺伝の可能性はある

遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)に関しては【遺伝性では無かった】と言い切れるが、別の角度からの家族遺伝は完全否定出来ないらしい

何はともあれ、悩む事が一つ減っただけでも心は軽くなったのは事実

主治医からも「大丈夫となかなか言えない職業だけど、これに関しては大丈夫!」と笑顔で言われたのが嬉しかった

     

おわりに

調べてまとめてみると遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の検査のメリットも沢山あると思ったが、わかった所で…感が拭えないのが複雑な気持ちになった

もっと該当する患者さんの為に出来る事を増やして欲しいし、手を伸ばしやすいようにして欲しい気持ちで一杯になった

     

自分はたまたま遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)では無かった事がわかったが

chika
chika

ほんならどっからガン来たん!?

何でガンなってんねん私の乳!!!

と、イラっとした

     

検査を受ける事自体は個人個人それぞれメリット/デメリットが変わってくるし、本人がストレスなく行ける方を選ぶべきだと思う

     

何はともあれ、ガンと戦い続ける事には皆んな変わりない

これからもいろんな人と助け合って、ガン細胞をボコボコにして行こう

コメント

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