chikaさん、そういえばこの間の検査結果ですが…
陰性でしたよ。
あ…はい…。
(陰性…陰性って事は該当じゃないって事よね…アレ…?陽が日だから良いイメージだから陽性の方が良い…?!?←薬にやられてやられてなくてもアホ化)
【結果:遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)では無かった】
自分が乳がんになってから存在を知った
【遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)】
よーく思い出せばハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)に該当していた為、予防のためにと両乳房切除手術をしていたのが記憶の片隅に…
今回は【遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)】について調べた事をまとめました
この記事がどこかの誰かの、1㍉でも役に立てば嬉しく思います
遺伝性乳がん卵巣がん症候群とは?
BRCA1遺伝子とBRCA2遺伝子のどちらかに病的変異があり、乳がんだけでなく卵巣がんも発症しやすい
遺伝が、がんの発症と強く関わっている場合を「遺伝性のがん」という
遺伝性乳がんの代表的なものとして
「遺伝性乳がん卵巣がん症候群:HBOC(Hereditary Brest Ovarian Cancer」
HBOCと診断された人は、乳がんだけでなく卵巣がんも発症しやすい
遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の特徴
- 乳がん、卵巣がんの両方を発症する
- 若年で乳がんを発症する(トリプルネガティブ(エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体、HER2発現がないタイプ)の乳がんを発症する
- 両方の乳房にがんを発症する
- 片方の乳房に複数回乳がんを発症する
- 男性で乳がんを発症する
- 家系内にすい臓がんや前立腺がんになった人がいる
- 家系内に乳がんや卵巣がんになった人がいる
子どもに遺伝する?
自分(親)が遺伝性乳がん卵巣がん症候群だった場合、2分の1の確率で子どもに遺伝する
男性でも女性でも伝わる
遺伝するだけであって、必ずがんが発症するわけでは無い
わかってから出来る事
リスク低減手術(がんが発症する前に乳房や卵巣を切除する)
早期発見のための検査
保険適用となるのは乳がん発症者に対する反対側乳房
検査方法
採血にて検査
結果がわかるまでに、2〜3週間かかる
遺伝子検査が保険で出来る人
卵巣がん/卵管がんおよび腹膜がんと診断された人
乳がんと診断され、下記(ピンク枠)のいずれかに当てはまる人
- 45歳以上での発症
- 60歳以下でトリプルネガティブ乳がん
- 2個以上の原発乳がん
- 第3度近親者内に乳がんまたは卵巣がんの発症者がいる
- 男性乳がん
- がん発症者でPARP阻害薬に対するコンパニオン診断の適格基準を満たす場合
2020年4月から条約に適応する人は、保険診療として行えるようになった
筆者の体験
とてもセンシティブな事と知る
検査の話が主治医から出た時、夫と共に即答で「やります。」と答えた
夫は【乳がんになったのは何が原因なのか】が知りたい為で、私は【子どもの未来の為】だった
しかし主治医は、一旦家でよく考えるように促してきた
理由は以下の2つだった
正直、この2つを主治医から聞いた時
…んな事、ある!?
考え古くない!?
とは言えなかったが、思った
実際本当にあるそうで、検査も主治医から【やった方がいい!!】なんて言葉は出なかった
それらを聞いても筆者夫婦の意見は変わらず【検査を受ける】だった
なりたくてなったわけではない乳がんだが、せっかくの機会
子どもの事を考えると、親として出来る事があるならばと思い検査をした
子どもの為と思って検査したが…
私の頭の中は子どもの為一色だったが、よく考えれば自分の為にもなる事を後日知った
もし遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)だった場合、リスク軽減手術を行う事が出来るからだ
しかしこのリスク軽減の為の手術
日本ではあまり勧められていないようで、保険が効かない場合があるそう
「自分が遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)だと知った所で、出来る事が少ないのが残念な現状です」と主治医に言われた
他の角度からの遺伝の可能性はある
遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)に関しては【遺伝性では無かった】と言い切れるが、別の角度からの家族遺伝は完全否定出来ないらしい
何はともあれ、悩む事が一つ減っただけでも心は軽くなったのは事実
主治医からも「大丈夫となかなか言えない職業だけど、これに関しては大丈夫!」と笑顔で言われたのが嬉しかった
おわりに
調べてまとめてみると遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の検査のメリットも沢山あると思ったが、わかった所で…感が拭えないのが複雑な気持ちになった
もっと該当する患者さんの為に出来る事を増やして欲しいし、手を伸ばしやすいようにして欲しい気持ちで一杯になった
自分はたまたま遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)では無かった事がわかったが
ほんならどっからガン来たん!?
何でガンなってんねん私の乳!!!
と、イラっとした
検査を受ける事自体は個人個人それぞれメリット/デメリットが変わってくるし、本人がストレスなく行ける方を選ぶべきだと思う
何はともあれ、ガンと戦い続ける事には皆んな変わりない
これからもいろんな人と助け合って、ガン細胞をボコボコにして行こう
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