こんにちは!
「帝王切開は縦と横、どちらに切開しますか?」と聞かれ
「選べるんですか!?」と驚いたchikaです!
今回は前回の続きで【術後病室編】になります。
【帝王切開】術後絶対安静
手術後ベッドに乗せられて、外で待っていてくれた家族と共に病室に戻りました。
術後直ぐは絶対安静の為、起き上がる・座るなど、
動く事は禁止です。
自分が部屋に到着して少ししてから、
赤ちゃんが部屋に運ばれてきました。
【感動の対面】…!!とはならず…
正直言うと、感動を味わう余裕が全くありませんでした。
- 麻酔が抜けきれていない
- 頭が回らない
- 傷の痛みの恐怖
- 寝たきりで赤ちゃんは良く見えない
- 抱っこもできない
家族みんなで「赤ちゃん来たけど…どーするん…?」
という空気に笑
そして、
麻酔が切れ始め痛みが大分出てきてしんどくなり…
家族に「大丈夫?」と声をかけられても、
痛みが酷く答えられませんでした。
《後悔》1人目の時
大きな病院で、相部屋を選んでいた為【2人1部屋】
仕切りはカーテン1枚。
個室もありましたが、産前に
相部屋ならお金がかからないのね。
そうすると助成金から出産費用を引いても、
お金が余って返ってくる…
まぁ、相部屋でいいや!!
と【お金】に目が眩んで軽い気持ちで相部屋に。
相部屋の後悔エピソード
痛みでまともに話す事が出来ない中、
隣から聞こえてくる楽しそうな声。
カーテンの向こう側。
同じ日に自然分娩で出産された、ママ家族の声でした。
産後にもかかわらず、元気に楽しそうにおしゃべり。
聞くつもりでなくても、聞こえてしまう。
私は全く動けない
赤ちゃんの顔もよく見えない…
抱っこだって出来ない…
痛くて家族と話す事も出来ない…
完全に精神面がブルー、一色に。
家族には申し訳なかったですが、
痛みとの心のブルーで、話しをする余裕が全然ありませんでした。
《闘志》2人目の時
闘う時は1人だと言う事を理解している。
自分が過ごしやすいように環境を整えた。
1人目での後悔をいかし、入院する時から個室の希望を提出。
術後病室では上の子も居た為、少し会話をする気になれました。
しかし、麻酔が切れていくのにつれ段々と痛みが増していき。
やっぱり会話ができなくなりました。
【話す事が出来なくなる&呻いていないと耐えられない】
のがわかっていたので、
自分から家族に、【早めの帰宅】を促しました。
今日はもう帰っていいよ、ありがとう。
と伝え、
皆んなが帰ったと同時に痛みと戦う体制に。
よっしゃ…こい!痛み!!!
今回は前回の私とは違うぞ…!と、
謎のやる気に満ちていました笑
【術後直後】痛みとの戦い
痛みの種類とピークが分かれば怖くない。
傷口の痛みと、子宮の収縮の後陣痛が重なる時。
この【ダブルパンチ】の時はひたすら耐えるのみ。
子宮の痛みの方が少ないときに、なるべく寝る。
どうしても痛い時は「イタイーイタイヨー」とひたすら呻く。
痛いもんは痛い。
我慢する必要も無いので、声に出して流す。
私は声を殺して我慢していた時より、
声に出していた方が全然楽でした。
《未知の恐怖》1人目の時
痛みの種類や波がわかっていない為、ただひたすら痛いのが怖かった。
痛み止めの薬【座薬と何時間に1回の痛み止めの注射】をフルで使用
しかし、
個人的にはあまり楽になった記憶がありません。
夕方手術が終わってから次の日の朝まで、
痛くて寝られませんでした。
人生初【痛くて寝られない事】なんてあるんだな…と、思いました。
とにかく音を立てる事に関して、
「隣の人に申し訳ない…」と思っていました。
自分の事だけを考えられる部屋ではなかったので、辛かったです。
ただ必死に、痛みに堪える夜。
朝になる頃にはピークはさった感じがしました。
《明けない夜はない》を、実感した瞬間でした!
《準備万全》2人目の時
痛みと闘う準備を万全にしていった。
手術当日になっても個室が取れるか分からなかった状態でしたが、
術後ギリギリに何とか個室が与えられる事に!
産後は【ゆっくり寝ないといけない】のはわかっています。
しかし、私の場合は【痛みで寝られないだろう】と思っていたので、
入院グッズに寝られない時用のグッズを万全にして行きました。
笑える動画をチョイスしてしまって
笑うたびに傷が痛むという…
なんとも間抜けなミスをしました。
朝までの半分の時間をYouTubeでクリア。
しかし、途中から見るのもしんどくなる。
その後は寝たり起きたりの繰り返しでした。
【術後1日経過】最強の頭痛
痛みは腹痛だけじゃない。頭痛対策をしっかりする。
麻酔をなるべく脳に回さない為に絶対安静の時から出来る事は、
ベッドを真ん中から上半身部分の角度を30℃位にして、
頭を高い位置にする。
《対策なし》1人目の時
さん
手術の時の麻酔が脳の方にまわると
頭痛が起こるから頭は高くしてね。
と、言われていましたが。
術後の傷の痛さで全然そんな余裕もなく、
自分なりに高くして寝ていたつもりが全然ダメ。
今まで体験したことない頭痛に襲われました。
寝ている時はいいのに、起きるとガンガンガン!!!
立てないくらい痛かったです。
お腹と頭痛のダブルパンチでした。
《対策あり》2人目の時
1人目の時の反省をいかし、
絶対安静の時からベッドの角度を30度くらいにして寝ていました。
その甲斐あって1人目の時と比べて頭痛が軽く。
全くなかったわけではないですが、とてもとても楽でした。
【術後2日経過】絶対安静解禁後
自分のペースでなるべく動く。
【尿道カテーテルを抜かれる&赤ちゃんのお世話】が始まるので、
どんなに痛くても歩かざるを得ない状態に。
さん
痛み止めを飲んででも
歩く練習をしてください。
と言われたので、
できる範囲でがんばりました。
特別歩く練習を意識しなくても、
元々の病院の決まりで下記のように動いていました。
《必死》1人目の時
痛くても動くしかない!!お世話と生活。
初めての育児。
右も左も分からない育児。
お腹が痛い…だなんて言っている暇もなく、
必死でお世話や自分の事をしていました。
色々と余裕がなく、歩く練習を無理にはしませんでした。
姿勢を真っ直ぐすると傷口が伸びて痛みがビシィィイッ。
痛みに慣れていなかったので
前傾姿勢じゃないと歩く事ができず…
とても恥ずかしかったです。
《余裕》2人目の時
とにかく歩き回る。
家族の為にも早く回復したい!!と、
赤ちゃんのお世話や生活以外でも
病室をグルグル歩いたり、散歩を心がけたり。
とにかく歩く練習を頑張りました。
痛みの感覚もわかっていた為、
なるべく背筋も伸ばして歩く事を意識していました。
おかげで退院前からチャキチャキ動けるようになっていました。
【術後9日経過】退院
入院中の頑張りで、帰宅後が楽になる。
動ける所は自分で動く病院生活だったので、
退院までにはシャキンと歩けるようになりました。
「何かあれば直ぐ助けてもらえる入院中に、出来る事をして頑張ってみよう」という精神で頑張りました。
少しの頑張り次第で帰宅後に余裕が生まれ、
自宅でも特別困ることもなく(産後の不安からブルーな感じはありましたが)
赤ちゃんとの生活を楽しめました。
おわりに
子どもの為ならば、どんな痛みも乗り越えられる。
そんな事を感じた入院生活でした。
閲覧、ありがとうございました♪
次回は帝王切開を体験しての
【個人的痛みランキング】
1人目の子の時の
【手術中に起きた奇跡】のお話です♪
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