あなたがとってもかわいい
作・絵:みやにし たつや
出版社:金の星社
誰のために買ったか
娘の誕生日プレゼントに祖母からもらった本
読んでみて
日常に振り回され素直な気持ちで子どもと向かい辛くなっている親に読んで欲しい。
【うちの場合】
★子どもは、色々な経験から反論する事を覚え何かと反発するような事を言い出した。
★弟の方がかまってもらえている(嫉妬心)と思っているので、イライラしている。
★そういった、反抗的な態度から事が上手く行かず、親は自爆していく様に呆れる。
★何かと喧嘩口調になってしまって、関係が悪化してしまう。
こういった事が長く続いている時、可愛い子どもも憎たらしく見えてきます。
そんな気持ちを浄化してくれるような1冊です。
子どもに対しての気持ちの整理が出来る
子どもが赤ちゃんだった時の描写が長く描かれていて
「昔の自分は子どもの事を可愛い可愛いと思っているばかりだったのにな。」
と、自分の気持ちを思い返す事が出来ます。
その思いは後悔などではなく、多忙な日常とすれ違いから本質が霞んでしまっていただけで、昔も今も変わってないと気づくことができました。
今も昔も大好きなんだよ。という事を、時間を作って伝えられる
自我がハッキリしてきて反抗するのは成長のあかし。
そう頭では分かっていても親も人間なので何か言われるとカチンとくるものです。
【お互いの雰囲気が悪くなってきた時】
いい方向に持っていこうとするものの、なかなか上手く行かない。子どもといがみ合ってる中、子ども側も突然親から「大好き」と言われても気持ちがついて行かずにツンツンしたまま空気が変わらない…
なんて事あると思います。
この絵本では、まず絵本を読む時間を設けるので時間を確保でき、読みながらお互いの気持ちをゆっくりほぐしていく。
読み終わった頃にはお互いが気持ちを落ち着かせる事が出来ました。
子どもにとってもお気に入りの1冊になった
キラキラした冒険の本でもなく、可愛い動物が出てくるわけでもなく、言ってしまえば淡々と語りが続く絵本。
普段の娘とは好みが違うタイプの本なので、定期的に読んでほしいと持ってくるのに少し驚きました。
理由を聞くと「この本はお母さんに大好きって言ってもらえるから落ち着く」と言っていました。
普段から大好きというのは伝えているつもりでしたが、落ち着いた時間をとって絵本から伝える事によって何か違うみたいです。
1番のおすすめポイント
親も子どもも一緒にほっこりできる
親だけに対しての本でもなく、子どもだけの本でもなく。
時間をとって2人でゆっくりとその場で、昔も今もこれからもずっと大好きなんだよ。と伝える事ができる素敵な絵本です。
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